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VS CodeのMCPサーバ設定で秘密情報や定数のハードコーディングが不要に


目次

VS CodeのMCPサーバにおける秘密情報の管理機能

もうすでに1か月経っていますが、2025年4月4日にリリースされた Visual Studio Code(VS Code) v1.99でMCP (Model Context Protocol) サーバ のサポートが追加🔗について、とくに印象的だった機能改善について共有したいと思います。

それは、環境変数とサーバ起動時の入力プロンプトのサポートです。これにより、APIトークンなどの秘密情報や設定値を、コード内にハードコーディングすることなく管理できるようになりました。jsonに秘密情報そのまま埋め込むのはもにょるので地味に嬉しいです!!

MCPサーバの設定例

以下は、GitHub MCP Serverの設定例🔗です。

特定のworkspaceだけ反映させるのだったら.vscode/mcp.jsonに、すべてのプロジェクトに反映させるのだったら User Settingssettings.jsonに以下のように記述することで、起動時に GitHub Personal Access Token の入力を促し、安全に認証情報を管理できます。

{
  "mcp": {
    "inputs": [
      {
        "type": "promptString",
        "id": "github_token",
        "description": "GitHub Personal Access Token",
        "password": true
      }
    ],
    "servers": {
      "github": {
        "command": "docker",
        "args": [
          "run",
          "-i",
          "--rm",
          "-e",
          "GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN",
          "ghcr.io/github/github-mcp-server"
        ],
        "env": {
          "GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN": "${input:github_token}"
        }
      }
    }
  }
}

まとめ

VS Code v1.99でのMCPサーバサポートにより、以下のような利点が得られるようになりました:

  • 秘密情報のハードコーディングが不要に
    • 環境変数による柔軟な設定管理
    • サーバ起動時の入力プロンプトによる安全な認証情報の取り扱い

参考文献

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